【2020年版】ロシアの治安・安全情報!在住者が教える注意点と安全対策
ロシアへ旅行に行こうと思っているけど、情報も少ないし、治安はどうなの?と少し心配なところもあるかもしれません。
せっかくの旅行なのに犯罪に巻き込まれて台無しになったらイヤですよね。
そこで今回は現地在住者が実際に目にしたこと、周りで起こったことを紹介しながらロシアの治安と安全対策についてご紹介したいと思います。
- こんな人におすすめの記事です
- ・ロシアの治安について知りたい
- ・危ない目に合わないための対策が知りたい
- まずは「外務省海外安全ホームページ」を見よう
- 次に「在ロシア日本国大使館ホームページ」を見よう
- ロシアで起こっている犯罪や注意すべきこと・その対策
- 実際に周りで起こったこと・その対策
- 犯罪以外で気を付けたいこと
- まとめ
まずは「外務省海外安全ホームページ」を見よう
ロシアに限りませんが、海外へ行く前には必ず「外務省 海外安全ホームページ」を確認しましょう。渡航先の安全レベルがわかります。
2020年1月現在ロシアはチェチェンなど一部の地域がレベル3(渡航中止勧告)、それ以外の地域(モスクワ市を含む)がレベル1(十分注意)となっています。ちなみにイギリスやフランスには危険情報は発出されていません。
ですので、ロシアへ行くのはイギリスやフランスへ行くより注意が必要、ということになります。
また、海外安全情報 無料配信サービス「たびレジ - 外務省 海外安全情報配信サービス」への登録も事前にしておきましょう。旅行中も旅先の最新情報を受信でき、在外公館からの緊急一斉連絡メールなどが届きます。
次に「在ロシア日本国大使館ホームページ」を見よう
あわせて、「在ロシア日本国大使館」ホームページの「安全情報」も確認しましょう。現地情報に基づいた細かい安全情報、注意点などが掲載されています。
特に「モスクワ滞在・安全マニュアル」は旅行前に必ず読んでおくことをおすすめします。大使館に寄せられた具体的な被害の内容や、被害にあった時の連絡先などがこと細かく書いてあり、大変参考になります。筆者もこれを読んで身を引き締めたくらい、いろいろな被害が発生していることがわかります。もう一度言いますが、絶対に読んでおきましょう!
「目立たない」,「行動のパターン化を避ける」,「用心を怠らない」
これは,行動の三原則です。警戒心もなく街を闊歩する旅行者は,犯罪者の恰好のターゲットとなりかねません。常に警戒を怠らず,危険に遭遇するリスクがある場所には赴かない,旅行者と思われないように服装などに気をつけるなどを心掛けてください。
※在ロシア日本国大使館「モスクワ滞在・安全マニュアル」より
同マニュアルによると、ロシアではパスポートの携行が必要です。ただし、チェーン付きのケース に入れるなどして、スリ対策することも必要です。
ロシアではパスポートや到着通知などを警察官がチェックすることがあるので必ず携行してください。ただし,盗難被害も多いので,パスポートの携行に当たっては,肌身に付けて所持するなど十分な注意が必要です。
※在ロシア日本大使館「モスクワ滞在・安全マニュアル」より
ロシアで起こっている犯罪や注意すべきこと・その対策
ロシアでは下記の犯罪や注意すべきことが起こっています。1つ1つの詳細については上記の「モスクワ滞在・安全マニュアル」をご参照ください。
- 強盗・窃盗
- 暴行
- 詐欺
- キャッシュカード、クレジットカード関連被害
- 不良警官・係官による被害
- テロ
- 外国人排斥運動
- デモ
- 夜間のひとり歩き、人気のない場所は避ける
- 怪しい人・グループには近づかない
- 現金を大量に持ち歩かない
- カバンはチャック付きのものを、写真を撮るときも開けっ放しにしない
- しつこく話しかけてくる人は無視、ついていかない
- 目立つ格好・行動はしない
- 日本とは違うということを常に意識する
- 警察官に金銭を要求された場合のメモを用意*1
実際に周りで起こったこと・その対策
実際に筆者の周りであった被害もあります。
ネット情報でなく、ここ1年で起こった実際の出来事なので、十分に対策が必要です。
アルバート通りでハグ被害
お土産店が軒を連ねるアルバート通りにウマなどの着ぐるみを着た人たちがウロウロしています。観光客を見つけると「ハーイ!」と近づいてきて、ハグしてきます。観光客の友達がその様子を見て写真を撮ると、お金を請求されるというわけです。
筆者はその一部始終を見たことがあります。遠くから見ていたので、会話は聞こえませんでしたが、しぶしぶお金を払っていました。
- 着ぐるみを見ても、近づかないこと。ハグしてきそうになったら、毅然とした態度ではねつけること。でもやっぱり近づかないのが一番!
タクシーのぼったくり
友人がホテル前に停まっていたタクシーに乗ったところ、明らかに法外な金額を請求されました。乗る前に「メーターついてるよね?」と確認したのに、走行中はメーターが動いているのがよく見えず、着いた時には「ほら、メーターがこの金額を表示してるじゃないか!」と言って法外な金額を請求してきたそうです。
支払うまでドアがロックされたままで、どこかへ連れていかれるのではないかという恐怖心もあり、仕方なくその金額を支払ったとのことでした。
カフェでの置き引き
カフェで座っておしゃべりをしていたところ、気が付いたら座席の背もたれに置いていた荷物がなくなっていたそうです。
- 荷物は自分の目の届くところにしか置かないこと。朝食ブュッフェやちょっとした短い時間だとしても、席に荷物を置きっぱなしにしないこと。
犯罪以外で気を付けたいこと
パスポートや出入国カードの紛失
パスポート自体ももちろん大事なのですが、入国の時に渡される出入国カードの半券も大事です。これを紛失すると出国ができません。ペラペラの紙なので、なくさないようクリップなどで止めておきましょう。
パスポートは必ずチェーン付きのケース などに入れ、スリに合わないようにすることも大切です。
病気、ケガ
念のため海外旅行保険に入っておくことをおすすめします。
クレジットカードをお持ちであれば、自動付帯されている海外旅行の内容も確認しておくと安心ですね。
おすすめ海外旅行保険もついて、空港ラウンジも使える楽天プレミアムカード なら、入会時のポイントで年会費がチャラになるのもお得ですね。 旅行好きな人は持っていて損のない1枚だと思います。
まとめ
いろいろ書いてきましたが、ロシアだけでなく他の国でも起こり得るトラブルばかりだと思います。「外国にいるんだ」という意識を忘れずに、きちんと安全対策をすれば、十分に観光を楽しめますよ。
安全で楽しい旅行になりますように!
念のためパスポートのコピーもしておきましょう
*1:在ロシア日本国大使館作成・警察官に金銭を要求された場合の対応メモ→https://www.ru.emb-japan.go.jp/japan/ANZEN/2010/20100819.htm